AF患者へのLAACはDOACに3.5年間非劣性:PRAGUE-17
4-Year Outcomes After Left Atrial Appendage Closure Versus Nonwarfarin Oral Anticoagulation for Atrial Fibrillation
背景
PRAGUE-17は、高リスク非弁膜症性心房細動(AF)患者に対する経皮左心耳閉鎖術(LAAC)が短期的に心血管・神経系イベント予防において直接経口抗凝固薬(DOAC)に非劣性であることを示したが、長期では。同試験のチェコ共和国Charles UniversityのOsmancikらは、4年追跡結果を発表している(n=402[CHA 2 DS 2 -VASc 平均4.7、HASBLED平均 3.1])。一次アウトカムは、心血管塞栓症(脳卒中・TIA・全身性塞栓症)・心血管死・臨床的有意義出血・手技/デバイス関連合併症(LAAC群のみ)である。
結論
追跡期間中央値3.5年で、LAACのDOACへの非劣性を認めた。非手技関連出血はLAAC群で有意に少なかった(sHR:0.55)。
評価
同手技の準長期効果を担保する有益な情報である。前向試験による更なる確認が進んでいるが、焦点の一つは明確に有益な患者部分集団の同定である。