AF患者にはアピキサバンかリバーロキサバンか:対決解析
Association of Rivaroxaban vs Apixaban With Major Ischemic or Hemorrhagic Events in Patients With Atrial Fibrillation
背景
心房細動(AF)患者の塞栓症の予防にはリバーロキサバンかアピキサバンか。Vanderbilt UniversityのWaらは、メディケアデータを用いた後向解析を行った(リバーロキサバン23万人、アピキサバン35万人)。フォローアップ期間中央値は176日、経過観察期間は4年間で、一次アウトカムは主要虚血イベント(脳梗塞+全身塞栓症)・主要出血イベントの複合である。
結論
諸因子調整後、アピキサバンのリバーロキサバンに対する一次アウトカム優位を認めた(HR: 1.18)。主要虚血イベント・出血イベント・虚血性脳卒中すべてでリバーロキサバン群が有意に高頻度であった(HR: 1.12)。標準用量群でも減量群でも調整後一次アウトカムは、リバーロキサバン群が有意に高頻度であった(HR: 1.28)。
評価
臨床医が普通にいだく問題に関するビッグデータを用いた対決解析で、アピキサバンに軍配を上げた。著者らがlimitationで強調するように前向研究ではないが、JAMA Editorialは「他にも多くの支持エビデンスがある、結果は堅固」としている。日本での処方の多いエドキサバンとの対決試験も期待される。


