成人B-ALLに新たなCD19 CAR T療法AUTO1:ALLCAR19試験
Durable Responses and Low Toxicity After Fast Off-Rate CD19 Chimeric Antigen Receptor-T Therapy in Adults With Relapsed or Refractory B-Cell Acute Lymphoblastic Leukemia
背景
CD19を標的としたキメラ抗原受容体T細胞(CAR T)療法は小児の再発・難治B細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)に対して有効性を示しているが、成人では承認されていない。イギリスUniversity College LondonのRoddieらは、16歳以上のr/r B-ALL患者を対象に、自家CAT19-41BB-Z(AUTO1)CAR-T療法の毒性と有効性を評価する第1相研究ALLCAR19を実施した。
結論
25名で白血球が採取され、24名で製品製造、20名でAUTO1が投与された。年齢は中央値41.5歳であった。グレード3以上のサイトカイン放出症候群はみられなかった。3名(15%)がグレード3以上の神経毒性を経験したが、ステロイドによりグレード1以下に解消した。85%で微小残存病変陰性の完全奏効が達成され、3名で寛解中の同種幹細胞移植が行われた。6ヵ月・12ヵ月の無イベント生存率はそれぞれ68.3%、48.3%であった。
評価
速いオフレートにより毒性を減少させ、CAR T細胞の持続性を増した第二世代のCD19 CAR T細胞療法で、この第1相試験では良好な忍容性と寛解率を示した。成人B-ALL患者に新たなオプションをもたらすものとして注目される。


