化学療法後進行NSCLC、ニボルマブへのイピリムマブ追加は無益:Lung-MAP S1400I試験
Nivolumab Plus Ipilimumab vs Nivolumab for Previously Treated Patients With Stage IV Squamous Cell Lung Cancer: The Lung-MAP S1400I Phase 3 Randomized Clinical Trial
背景
ニボルマブとイピリムマブの併用は、進行した悪性黒色腫や治療歴のない非小細胞肺がん(NSCLC)で有効性を確立している。Yale Cancer CenterのGettingerらは、免疫療法歴がなく、プラチナベースの標準化学療法後に病勢進行をみた扁平上皮NSCLC患者を対象に、ニボルマブ単独またはニボルマブ+イピリムマブによる治療に割り付ける第3相ランダム化比較試験Lung-MAP S1400Iを実施した(n=252)。
結論
中間解析の後、無益性のために試験登録は終了した。全生存期間の中央値は併用群で10ヵ月、ニボルマブ群で11ヵ月であり、ハザード比0.87で両群に有意な差はなかった。主治医評価による無増悪生存期間はそれぞれ3.8ヵ月、2.9ヵ月、奏効率は18%、17%、奏効持続期間の中央値は28.4ヵ月、9.7ヵ月であった。
評価
ニボルマブとイピリムマブの併用はNSCLC一次治療における標準治療の一部となっているが、化学療法後患者では有効性を示せなかった。


