進行性胆道がん二次治療ではFOLFOX化学療法が標準に:ABC-06試験
Second-line FOLFOX chemotherapy versus active symptom control for advanced biliary tract cancer (ABC-06): a phase 3, open-label, randomised, controlled trial
背景
進行胆道がんの治療では、ABC-02試験によってシスプラチン・ゲムシタビンが初回治療オプションとして確立されているが、進行後の二次化学療法については不明である。イギリスUniversity of ManchesterのLamarcaらは、同国20施設の、シスプラチン・ゲムシタビン化学療法による一次治療後に進行した局所進行・転移胆道がん患者を、FOLFOX化学療法+積極的対症療法(active symptom control)またはASCのみに割り付ける第3相ランダム化比較試験ABC-06を実施した(n=162)。
結論
フォローアップ期間は中央値21.7ヵ月であった。全生存期間はFOLFOX+ASC群で6.2ヵ月、ASC群で5.3ヵ月であった(ハザード比0.69)。6ヵ月生存率はFOLFOX+ASC群50.6%、ASC群35.5%、12ヵ月生存率はそれぞれ25.9%、11.4%であった。グレード3-5の有害事象はFOLFOX+ASC群69%、ASC群52%であり、FOLFOX+ASC群の3名が化学療法に関連して死亡した。
評価
ABC-02以来の、胆道がん治療に変更をもたらすエビデンスとなった。日本ではS-1療法が暫定的な標準となっており、新たな国際標準となるFOLFOXとの比較が必要となるだろう。


