砂糖入りドリンクが若年大腸がんの原因になる?
Sugar-sweetened beverage intake in adulthood and adolescence and risk of early-onset colorectal cancer among women
背景
アメリカをはじめとして世界各国で早期発症大腸がんが増加傾向にあり、その原因として食生活因子の見直しが進んでいる。Harvard T.H. Chan School of Public HealthのHurらは、4年ごとに食事摂取頻度質問表調査を行った女性医療従事者コホートNurses’ Health Study IIにおいて、青年期・成人期の砂糖入り飲料摂取量と早期発症大腸がんリスクとの関連を前向調査した(n=95,464)。
結論
109件の早期発症大腸がんが記録された。成人期の砂糖入り飲料摂取が週1回未満の女性と比較して、1日2回以上の女性では早期発症大腸がんリスクが2.18倍、1日あたり1回増加ごとにリスクが16%上昇した。また13-18歳時の飲料摂取量を報告したサブセット(n=41,272)では、1日あたり1回増加ごとに早期発症大腸がんリスクが32%増加した。また、成人期の砂糖入り飲料摂取を、人工甘味料入り飲料・コーヒー・低脂肪乳・全乳に置き換えることで、リスクが17〜36%低下した。
評価
症例数が少なく、他のコホートでのさらなる検証は不可欠であるが、砂糖入り飲料が近年急増する早期発症大腸がんの原因となりうることを示唆した。世界的に導入が進んでいる砂糖税を後押しする可能性のあるエビデンスである。


