再発難治B細胞悪性腫瘍に新規BTK阻害薬pirtobrutinibが登場:第1/2相BRUIN試験
Pirtobrutinib in relapsed or refractory B-cell malignancies (BRUIN): a phase 1/2 study
背景
BTK阻害薬はB細胞悪性腫瘍に対して高い活性を示しているが、抵抗性発現や不耐性によりその有効性が制限されている。Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのMatoらは、治療歴のあるB細胞悪性腫瘍患者において、BTK阻害剤pirtobrutinib(LOXO-305)の最大耐量を特定し(第1相)、客観的奏効率を評価する(第2相)多施設試験を実施した(n=323)。
結論
患者は、1日あたり25 mgから300 mgまでの用量で治療を受け、制限毒性は観察されなかった。第2相の用量として200 mgが推奨された。10%以上で発生した有害事象として、疲労・下痢・挫傷があり、グレード3以上の有害事象として好中球減少症が10%で発症した。治療関連有害事象による試験中止は5名(1%)のみであった。BTK阻害薬による治療歴のある慢性リンパ性白血病(CLL)・小リンパ球性リンパ腫患者(n=121)における客観的奏効率は62%であった。
評価
さまざまな前治療歴の患者で、高い安全性と有効性を示した。「BTK阻害薬後のBTK阻害薬」として非常に有望である。


