再発・難治LBCLへのCAR T細胞療法lisocabtagene maraleucel、3/4に奏効:TRANSCEND NHL 001
Lisocabtagene maraleucel for patients with relapsed or refractory large B-cell lymphomas (TRANSCEND NHL 001): a multicentre seamless design study
背景
キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法は血液がんで高い効果を示しているが、重篤なサイトカイン放出症候群が問題となっている。Massachusetts General HospitalのAbramsonらは、同国14施設の再発・難治性の大細胞型リンパ腫患者に、lisocabtagene maraleucel(liso-cel、JCAR017)を投与する第1相試験TRANSCEND NHL 001を実施した(n=269)。
結論
患者の治療歴は中央値3ラインであった。6%で用量制限毒性が認められ、うち1名が死亡した。客観的奏効率は73%、完全奏効率は53%であった。グレード3・4の有害事象として、好中球減少症、貧血、血小板減少症が多くみられた。サイトカイン放出症候群は42%、神経学的イベントは30%で発生したが、グレード3以上のものはそれぞれ2%、10%にすぎなかった。
評価
複数ラインの治療歴を有するLBCL患者の3/4で奏効、半分に完全奏効をもたらした。グレード3以上のCRS・神経学的イベントが少ない点でも注目される。CLL患者でのTRANSCEND CLL 004試験の結果も有望とみられる。


