再発・難治マントル細胞リンパ腫に初のCAR-T療法KTE-X19:ZUMA-2試験
KTE-X19 CAR T-Cell Therapy in Relapsed or Refractory Mantle-Cell Lymphoma
背景
BTK阻害薬にもかかわらず進行した再発・難治マントル細胞リンパ腫(MCL)の予後は不良であり、治療選択肢も限られる。University of Texas M.D. Anderson Cancer CenterのWangらは、5回までの治療歴を有する再発・難治MCL患者において、白血球除去療法・ブリッジング療法後に抗CD19キメラ抗原受容体T細胞療法KTE-X19を行う第2相試験ZUMA-2を実施した(n=74)。
結論
71名でKTE-X19が製造され、68名で投与が行われた。有効性解析では60名のうち93%で客観的奏功、67%は完全奏功を有した。フォローアップ期間中央値12.3ヵ月で、57%で寛解が持続していた。12ヵ月無増悪生存率は61%、全生存率は83%であった。グレード3以上の有害事象として血球減少症、感染症が多くみられ、グレード3以上のサイトカイン放出症候群、神経学的イベントもそれぞれ15%、31%でみられた。また2件のグレード5感染イベントが発生した。
評価
複数のオプションが尽きた患者において高率かつ持続的な奏効を示した。現在EMA・FDAで優先的審査を受けており、承認されればMCL初のCAR-T細胞療法となる。


