Favorableホジキンリンパ腫での放射線療法は省略できない:HD16試験
Positron Emission Tomography-Guided Treatment in Early-Stage Favorable Hodgkin Lymphoma: Final Results of the International, Randomized Phase III HD16 Trial by the German Hodgkin Study Group
背景
限局期ホジキンリンパ腫での初回治療は、化学療法と放射線療法の併用が行われるが、化学療法後のPET結果により放射線療法を省略することは可能か。ドイツUniversity of CologneのFuchsらは、18〜75歳のfavorableホジキンリンパ腫の初回治療として、標準治療(2ラインのABVD後に放射線治療)、またはABVD後のPET-2が陰性であった場合には放射線治療を省略するPETガイド治療に割り付ける第3相国際ランダム化比較試験HD16を実施した(n=1,150)。
結論
5年無増悪生存率(PFS)は、標準治療群93.4%、PETガイド治療群86.1%であった(ハザード比1.78)。5年全生存率はそれぞれ98.1%、98.4%であった。標準治療群においてPET陰性結果は良好な5年PFSと関連した(93.2% vs. 88.4%)。陽性カットオフとしてDeauvilleスコア4を用いた場合、差はより明確になった。
評価
PET結果に基づく放射線治療の省略はコントロールの悪化をもたらした。地固め放射線治療が今後も標準とみなされる。


