Favorableホジキンリンパ腫での放射線療法は省略できない:HD16試験
Positron Emission Tomography-Guided Treatment in Early-Stage Favorable Hodgkin Lymphoma: Final Results of the International, Randomized Phase III HD16 Trial by the German Hodgkin Study Group

カテゴリー
がん
ジャーナル名
Journal of Clinical Oncology
年月
November 2019
37
開始ページ
2835

背景

限局期ホジキンリンパ腫での初回治療は、化学療法と放射線療法の併用が行われるが、化学療法後のPET結果により放射線療法を省略することは可能か。ドイツUniversity of CologneのFuchsらは、18〜75歳のfavorableホジキンリンパ腫の初回治療として、標準治療(2ラインのABVD後に放射線治療)、またはABVD後のPET-2が陰性であった場合には放射線治療を省略するPETガイド治療に割り付ける第3相国際ランダム化比較試験HD16を実施した(n=1,150)。

結論

5年無増悪生存率(PFS)は、標準治療群93.4%、PETガイド治療群86.1%であった(ハザード比1.78)。5年全生存率はそれぞれ98.1%、98.4%であった。標準治療群においてPET陰性結果は良好な5年PFSと関連した(93.2% vs. 88.4%)。陽性カットオフとしてDeauvilleスコア4を用いた場合、差はより明確になった。

評価

PET結果に基づく放射線治療の省略はコントロールの悪化をもたらした。地固め放射線治療が今後も標準とみなされる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(がん)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)