PD-1/L1治療歴のある進行尿路上皮がんにネクチン-4標的ADC、Enfortumab Vedotin
Pivotal Trial of Enfortumab Vedotin in Urothelial Carcinoma After Platinum and Anti-Programmed Death 1/Programmed Death Ligand 1 Therapy
背景
進行した尿路上皮がんの予後は不良であり、セカンドラインの抗PD-1/PD-L1治療後に残されたオプションは少ない。Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのRosenbergらは、プラチナ化学療法と抗PD-1/PD-L1治療後に進行をみた局所進行・遠隔転移尿路上皮がん患者において、ネクチン-4標的抗体薬物複合体(ADC)enfortumab vedotinを評価する第2相試験EV-201を実施した。
結論
確定客観的奏効率は44%であり、12%は完全奏効であった。奏効は、肝転移患者やPD-1/L1II奏効が見られなかった患者などでも同様に確認された。奏効持続期間は7.6ヵ月であった。治療関連有害事象として、疲労・末梢神経障害・脱毛・発疹・食欲減退・味覚障害が一般的であった。
評価
すでにFDAの画期的新薬指定を受けているが、第2相試験でも有望な結果を示した。第3相EV-301試験が開始されているほか(NCT03474107)、ペムブロリズマブなどとの組み合わせについても検討が始まっている。


