HIVがん患者でのペムブロリズマブは安全:第1相試験
Assessment of the Safety of Pembrolizumab in Patients With HIV and Advanced Cancer - A Phase 1 Study
背景
HIV感染者では各種のがんリスクが上昇するが、現代のがん治療薬臨床試験から除外されてきた。Fred Hutchinson Cancer Research CenterのUldrickらは、抗レトロウイルス療法を受け、CD4数が100 cells/μL以上のHIV進行がん患者(n=30)において、ペムブロリズマブの安全性を評価する第1相試験を実施した。
結論
6名がカポジ肉腫、5名が非ホジキンリンパ腫、19名が非AIDS指標悪性腫瘍であった。ペムブロリズマブに起因する可能性がある関連有害事象の多くは、グレード1・2であった。免疫関連有害事象として甲状腺機能低下症、肺炎、発疹、AST/ALT上昇、筋骨格系事象があった。KSHVウイルス血症の患者1名が死亡した。腫瘍奏効は、完全奏効が1名(肺がん)、部分奏効が2名(非ホジキンリンパ腫)、24週以上の病勢安定が2名(カポジ肉腫)、24週未満の安定が15名であった。
評価
HIVがん患者はがん臨床試験におけるunderrepresentedな集団であり(http://doi.org/10.1200/JCO.2017.73.7338)、このアンメットニーズを汲み取るための予備的試験がいくつか始まっている。この第1相試験でみられた安全性プロフィルは既存の試験と差がなく、HIV患者を除外すべきでないとするFDAやASCOの推奨に支持を与える。


