先天性欠損症の小児がんリスク、非染色体性疾患でも:米1000万人の出生データから
Association Between Birth Defects and Cancer Risk Among Children and Adolescents in a Population-Based Assessment of 10 Million Live Births
背景
先天性欠損症は小児の3%ほどにみられるとされ、21トリソミーなどで小児がんと関連することが知られる。Baylor College of MedicineのLupoらは、アメリカ4州で1992年以降に出生した10,181,074名のデータから、先天性欠損症と18歳までのがん診断との間にある関連を調査した。
結論
先天性欠損のない小児と比して、染色体性異常を持つ小児では11.6倍、非染色体性異常を持つ小児でも2.5倍の小児がん診断があった。非染色体性異常が4つ以上ある小児では、がん診断リスクは5.9倍となった。非染色体性異常と最も強く関連したがんは、肝芽腫と神経芽腫であった。
評価
1000万人超の大規模データから、染色体異常だけでなく非染色体性異常でも小児がんがリスクが上昇することを明らかにした。累積リスクが1%に近づく非染色体性異常が4つ以上の小児では、がんモニタリングを行う意義があるかもしれない。


