HER2乳がんでの術後パクリタキセル+トラスツズマブ、7年無再発率93%:APT試験
Seven-Year Follow-Up Analysis of Adjuvant Paclitaxel and Trastuzumab Trial for Node-Negative, Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Positive Breast Cancer
背景
HER2陽性乳がんでは術後に化学療法・トラスツズマブ療法を行うことが標準となっており、第2相APT試験では、小径・リンパ節陰性・HER2陽性乳がん(n=410)でのパクリタキセル+トラスツズマブにより、3年無病生存率98.7%を記録した。Dana-Farber Cancer InstituteのTolaneyらは、同試験において事前指定二次解析を実施、長期アウトカムその他を検証した。
結論
フォローアップ期間中央値6.5年で、7年無病生存率は93%、4件(1%)の遠隔再発があった。7年生存率は95%であった。PAM50による分析を行った278名の大半はHER2-enrichedであり(66%)、luminal B(14%)、luminal A(13%)、basal-like(8%)と続いた。遺伝子型決定により、パクリタキセル誘発性末梢神経障害(TIPN)リスクの増加と関連する一塩基多型rs3012437が特定された。
評価
長期間のフォローアップでも再発がほとんど見られないことを示し、このde-escalatingレジメンの使用を後押しする結果である。


