CLLでのイブルチニブ・リツキシマブ併用で病勢進行1/3に:ECOG-ACRIN E1912試験
Ibrutinib-Rituximab or Chemoimmunotherapy for Chronic Lymphocytic Leukemia
背景
イブルチニブ・リツキシマブ療法は経口薬によるケモフリーレジメンで、高齢の慢性リンパ性白血病(CLL)で有効性を示している。Stanford UniversityのShanafeltらは、70歳以下の未治療CLL患者を、イブルチニブ・リツキシマブまたはフルダラビン・シクロホスファミド・リツキシマブ(FCR療法)に2:1で割り付ける第3相ランダム化比較試験E1912を実施した(n=529)。
結論
3年無増悪生存率はイブルチニブ・リツキシマブ群89.4%、FCR療法群72.9%であり(ハザード比0.35)。3年全生存率は各98.8%、91.5%であった(n=0.17)。サブグループ解析では、3年PFSの改善はIGHV変異のある患者グループでのみ有意であった(90.7% vs. 62.5%、ハザード比0.26)。グレード3以上の有害事象はイブルチニブ・リツキシマブ群80.1%、FCR療法群79.7%と同等であり、感染合併症はイブルチニブ・リツキシマブ群で少なかった(10.5% vs. 20.3%)。
評価
イブルチニブベースの治療は標準的な化学免疫療法よりも低毒性であり、かつ劇的なPFS・OS有効性を示した。本試験のレジメンは病勢進行までイブルチニブを服用するものであったが、イブルチニブを短縮・中止可能かも今後検証されていくと思われる。


