慢性リンパ性白血病ファーストラインでのイブルチニブ・venetoclax併用:第2相試験
Ibrutinib and Venetoclax for First-Line Treatment of CLL
背景
BTK阻害薬イブルチニブとBCL2阻害薬venetoclaxは、ともに慢性リンパ性白血病(CLL)での有効性が確認されている。University of Texas M.D. Anderson Cancer CenterのJainらは、高リスク・高齢CLL患者のファーストラインで、最初3サイクルのイブルチニブ単独投与と続く4サイクル目からのvenetoclax追加の、安全性と有効性を評価する第2相試験を実施した(n=80)。
結論
Venetoclax追加後、完全寛解、微小残存病変(MRD)のない寛解とも時間とともに増加した。併用開始12週目時点で、88%の患者が完全寛解(血液の回復が不完全なものも含む)を達成し、61%がMRDのない寛解を達成した。3名で腫瘍崩壊症候群がみられた。新たな安全性シグナルはなかった。
評価
日本でも初回治療が保険適用となったイブルチニブに、venetoclaxを併用することでサブグループを問わず寛解がみられた。イブルチニブ含有レジメンを比較する第3相FLAIR試験(ISRCTN01844152)を含め、さらに複数の試験が進行中である。


