自己圧迫によるマンモグラフィは安全か:ランダム化比較臨床試験
Self-compression Technique vs Standard Compression in Mammography: A Randomized Clinical Trial
背景
マンモグラフィは乳がんのスクリーニングに有効であるが、乳房の圧迫により強い痛み・不快感が生じることがあり、検診受診率にも影響する。フランスInstitut de Cancerologie de Lorraine Alexis VautrinのHenrotらは、50〜75歳の女性を自己圧迫によるマンモグラフィと従来マンモグラフィにランダム割り付けする、ランダム化非劣性試験を実施した(n=549)。
結論
両群の圧迫乳房厚平均の差は、非劣性マージンを下回った。圧迫圧は自己圧迫群で高かった。疼痛は自己圧迫群で有意に低減した。画質スコアや再撮影に有意な差はなく、自己圧迫後の有害事象・疼痛も報告されなかった。
評価
近年登場した自己圧迫機能つきマンモグラフィは、患者自身が圧迫をコントロールすることにより、痛みに対する不安を和らげることが期待されている。この研究は自己圧迫法が画質の低下をもたらさないこと、疼痛が軽減されることを確認した。


