免疫化学的便潜血検査の大腸がん・ポリープ検出感度は:系統的レビュー・メタ解析
Performance Characteristics of Fecal Immunochemical Tests for Colorectal Cancer and Advanced Adenomatous Polyps: A Systematic Review and Meta-analysis

カテゴリー
がん
ジャーナル名
Annals of Internal Medicine
年月
March 2019
170
開始ページ
319

背景

免疫化学的便潜血検査(FIT)は、従来法よりも大腸がん・advanced adenomasの検出に優れ、標準的検診法とされている。Indiana UniversityのImperialeらは、システマティックレビュー・メタアナリシスにより、平均リスク者におけるFITの大腸がん・advanced adenomas検出能とこれに影響する因子を特定した。

結論

31件(参加者120,255名、FIT検査18種)が含まれた。いずれもバイアスリスクは低・中程度であった。閾値10 μg/gの大腸がんに対する感度は0.91、陰性尤度比は0.10であり、閾値20 μg/gではそれぞれ0.95・15.49であった。Advanced adenomasに対する感度・陰性尤度比は、閾値10 μg/gで0.40・0.67、20 μg/gで0.95・5.86であった。

評価

FITは1日法でも十分に高感度の大腸がん検出能を有したが、腺腫についての感度は閾値に関わらず低かった。

関連するメディカルオンライン文献

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(がん)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)