食事によるインスリン負荷と大腸がんの再発
Dietary Insulin Load and Cancer Recurrence and Survival in Patients With Stage III Colon Cancer: Findings From CALGB 89803 (Alliance)
背景
高インスリン血症を引き起こす食事は、がん関連死亡リスクと関連することが示唆されている。Dana-Farber Cancer InstituteのMorales-Oyarvideuらは、CALGB 89803試験に参加し食品摂取頻度アンケートに回答したステージIII結腸がん患者において、Food Insulin Indexに基づく食事性インスリン負荷・インスリン指数とがん再発・生存期間との関連を調査した(n=1,023)。
結論
食事性インスリン負荷が高い患者では無病生存期間が有意に悪化した(最高五分位と最低五分位の調整ハザード比2.77)。食事性インスリン指数の高さも無病生存期間悪化と関連した(1.75)。高インスリン負荷とDFS悪化の関連は患者のBMIによって異なり、肥満患者で特に強固であった。
評価
炭水化物・糖・脂肪を多く含む西洋型の食生活は、大腸がん再発リスクを上昇させると考えられる。CALGB 89803試験からは診断後の食事性因子と再発・死亡との関連について多くの研究がある(http://doi.org/10.1200/JCO.2010.28.0362、http://doi.org/10.1200/JCO.2017.75.5413)。


