HIV感染者での免疫チェックポイント阻害薬は安全:系統的レビュー
Safety and Efficacy of Immune Checkpoint Inhibitor Therapy in Patients With HIV Infection and Advanced-Stage Cancer: A Systematic Review
背景
HIV感染者は多くの臨床試験で除外されているため、HIV感染がん患者での免疫チェックポイント阻害薬に関する情報は限定的である。Georgetown UniversityのCookらは、HIV感染者の進行がんにおける免疫チェックポイント阻害薬の安全性・有効性をシステマティックレビューによって集約評価した。
結論
13報から73名の患者が同定された。62名が抗PD-1療法、6名が抗CTLA-4療法、4名は抗PD-1/CTLA-4療法、1名が逐次イピリムマブ・ニボルマブ療法を受けていた。免疫チェックポイント阻害はおおむね忍容されており、グレード3以上の免疫関連有害事象は8.6%で報告された。客観的奏効率はNSCLCで30%、悪性黒色腫で27%、カポジ肉腫で63%であった。
評価
HIV患者は大半の臨床試験で除外されるunderrepresentedな集団であるが、一般的ながん患者と同様に免疫チェックポイント阻害薬によるベネフィットが期待できる。現在、HIV患者を対象に複数の臨床試験(NCT03304093、NCT03094286、NCT02408861)が進行しており、さらなる情報がもたらされるだろう。


