子宮頸がん検診を細胞診からHPV検査に切り替える
Primary cervical screening with high risk human papillomavirus testing: observational study

カテゴリー
がん
ジャーナル名
BMJ
年月
February 2019
364
開始ページ
l240

背景

子宮頸がん検診では細胞診よりもHPV検診による一次検査が有効であるとされつつある。イギリスQueen Mary University of LondonのReboljらは、6つのNHS検査施設で検診の一部を細胞診からハイリスクHPV検査(HPV陽性で細胞診陰性の女性では2回までの再検診)に切り替え、コルポスコピー率やCIN2以上の病変の検出率などを比較した(n=578,547)。

結論

32%がHPV検査を受けた。HPV検査およびその再検診ではコルポスコピー率が高かったが(1.77)、細胞診よりも多くの子宮頸部上皮内腫瘍(CIN2+についてオッズ比1.49、CIN3+で1.44)・子宮頸がん(1.27)を検出した。3年後の再検診で同じ検査を受けた女性では、HPV検査の方がCIN3+が少なかった(0.14)。

評価

イギリスNHSでは2019年までにHPV検診への切り替えを目指しているが、この研究はそのパイロットとして実施されたもので、HPV検診の高い病変検出能をリアルワールドで確認した。HPV陰性女性での検診間隔の延長も検討課題となる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(がん)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)