乳がん・卵巣がんにおけるBRCA以外の素因遺伝子を大規模調査
Association of Breast and Ovarian Cancers With Predisposition Genes Identified by Large-Scale Sequencing

カテゴリー
がん
ジャーナル名
JAMA Oncology
年月
January 2019
5
開始ページ
51

背景

BRCA1・BRCA2が遺伝性乳がん・卵巣がん(HBOC)の素因遺伝子として同定されて以降、複数の遺伝子がリスク因子として報告されてきた。Ambry GeneticsのLuらは、アメリカ1200施設から募集された乳がん・卵巣がん患者(n=11,416)および非がん対照者(n=3,988)において全ゲノムシーケンシングを実施し遺伝子-表現型関係を検証した。

結論

非BRCA遺伝子では、ATM(オッズ比2.97)・CHEK2(2.19)・PALB2(5.53)・MSH6(2.59)の過剰発現が乳がんリスクと関連した。卵巣がんリスクと関連したのはMSH6(4.16)・RAD51C(NE)・TP53(18.50)・ATM(2.85)であった。MRN複合遺伝子およびCDKN2Aは乳・卵巣がんリスクと関連しなかった。また卵巣がん感受性遺伝子BRIP1・RAD51C・RAD51D、ミスマッチ修復遺伝子MSH2・PMS2との関連も支持されなかった。

評価

1万人超での全エクソームシーケンシングにより、これまで報告されてきた乳・卵巣がんリスク遺伝子を確認または否定し、両がんの遺伝的ランドスケープを更新した。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(がん)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)