大細胞型B細胞リンパ腫でのaxicabtagene ciloleucel、寛解は持続的：ZUMA-1試験の長期結果

Long-term safety and activity of axicabtagene ciloleucel in refractory large B-cell lymphoma (ZUMA-1): a single-arm, multicentre, phase 1-2 trial

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背景

ZUMA-1試験は、難治性大細胞型B細胞リンパ腫患者（登録119名、投与108名）において、CD19を標的とするCAR-T細胞療法axicabtagene ciloleucelの安全性・有効性を評価する第I／II相試験であった。Moffitt Cancer CenterのLockeらは、同試験の長期結果を発表した。

結論

有効性評価のフォローアップ期間は中央値27.1ヶ月で、客観的奏効率は83%、完全奏効率は58%であった。奏効持続期間は11.1ヶ月で、全生存期間は中央値未到達、無増悪生存期間は5.9ヶ月であった。グレード3以上のサイトカイン放出症候群は11%、グレード3以上の神経学的事象は32%で発生した。新たな治療関連重篤有害事象および治療関連死はなかった。

評価

2年を超えても1/3以上の患者で奏効が持続しており、晩期重篤有害事象はみられなかった。