進展型小細胞肺がんでの初回アテゾリズマブ・化学療法併用:IMpower133試験
First-Line Atezolizumab plus Chemotherapy in Extensive-Stage Small-Cell Lung Cancer
背景
抗PD-L1抗体薬アテゾリズマブは小細胞肺がんでの第I相試験において有望な結果を示している。Vanderbilt UniversityのHornらは、進展型小細胞肺がん患者の初回治療でのカルボプラチン・エトポシド導入療法に追加して、アテゾリズマブまたはプラセボによる導入療法と維持療法をランダム割り付ける第III相試験IMpower133を実施した(n=403)。
結論
フォローアップ期間中央値13.9ヶ月で、全生存期間はアテゾリズマブ群12.3ヶ月・プラセボ群10.3ヶ月(ハザード比0.70)、無増悪生存期間はそれぞれ5.2ヶ月・4.3ヶ月(0.77)といずれもアテゾリズマブ群で優れた。
評価
アテゾリズマブは先にNSCLCでの初回化学療法への追加で有効性を示しているが、SCLCはこうした免疫療法の進歩から取り残されてきた。本試験は、進展型SCLCの初回治療として数十年ぶりに標準治療を上回る結果を示し、アテゾリズマブ併用は新たな標準治療となりうる。


