人間 vs AI:メラノーマ診断精度で皮膚科医の3/4を上回る
Man against machine: diagnostic performance of a deep learning convolutional neural network for dermoscopic melanoma recognition in comparison to 58 dermatologists
背景
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)手法は画像認識に強みを持つディープラーニングアルゴリズムで、囲碁AIの飛躍的向上をもたらしたが、医療への応用も多く現れている。ドイツUniversity of HeidelbergのHaenssleらは、ダーモスコピー画像と対応する診断を用いて訓練されたCNN(GoogleのInception-v4)と皮膚科医58名(30名は熟練医)の診断能を、ダーモスコピー画像100枚について比較した。
結論
ダーモスコピー画像のみの検証では、皮膚科医の病変分類は感度86.6%(SD±9.3%)・特異度71.3%(±11.2%)であり、臨床情報とより拡大した画像を付加すると88.9%(±9.6%)・75.7%(±11.7%)であった。CNNの感度は82.5%、特異度は86.6%と皮膚科医を上回った。ROCは、CNNが0.86、皮膚科医の平均が0.79であった。
評価
10万枚の画像で学習したCNNは、皮膚科医の8割を上回るパフォーマンスを示した。こうしたAIが日常診療に登場するのは(まだ多くの課題があるとはいえ)遠い将来のことではあるまい。


