センチネルリンパ節微小転移での腋窩郭清省略は長期的にも安全:IBCSG 23-01試験の10年結果
Axillary dissection versus no axillary dissection in patients with breast cancer and sentinel-node micrometastases (IBCSG 23-01): 10-year follow-up of a randomised, controlled phase 3 trial
背景
IBCSG 23-01試験は、2 mm以下のセンチネルリンパ節微小転移を有する乳がん患者(n=934)を腋窩リンパ節郭清の実施または省略に割り付ける第III相ランダム化比較非劣性試験であり、ACOSOG Z0011試験やAMAROS試験と並んで、短期的には腋窩郭清の省略が安全であることを示した。イタリアEuropean Institute of OncologyのGalimbertiらは、同試験の10年結果(フォローアップ期間中央値9.7年)を発表した。
結論
10年無病生存率は、腋窩郭清省略群76.8%・実施群74.9%であった(ハザード比0.85)。長期の外科的合併症としてリンパ浮腫(4% vs. 13%)・感覚性ニューロパシー(13% vs. 19%)・運動性ニューロパシー(3% vs. 9%)があり、腋窩郭清による重篤有害事象が1件あった。
評価
一連のRCTエビデンスは腋窩郭清省略への実践変更をもたらした。昨年発表のACOSOG Z0011試験の10年結果と一致して(http://doi.org/10.1001/jama.2017.11470)、本試験でも腋窩郭清省略は長期的に安全であった。


