ALK阻害歴のない肺がんでのbrigatinib、クリゾチニブを上回る:ALTA-1L試験
Brigatinib versus Crizotinib in ALK-Positive Non-Small-Cell Lung Cancer
背景
次世代ALK阻害剤brigatinibは、クリゾチニブに抵抗性となったALK陽性非小細胞肺がん(NSCLC)において有望な結果を示している。University of Colorado のCamidgeらは、ALK阻害剤による治療歴のない進行ALK陽性NSCLC患者を、brigatinibまたはクリゾチニブに1:1で割り付ける第III相ランダム化比較試験ALTA-1Lを実施し、第一回中間解析の結果を報告した(n=275)。
結論
推定12ヶ月無増悪生存率はbrigatinib群67%・クリゾチニブ群43%と、brigatinib群で延長した(ハザード比0.49)。客観的奏効率はそれぞれ71%・60%であった。測定可能な脳転移を有する患者(n=39)での頭蓋内奏効率は、brigatinib群78%・クリゾチニブ群29%であった。
評価
次世代薬としてはアレクチニブに続いて第一世代クリゾチニブを上回る結果を示した。CNS転移グループでの高い奏効率は特に印象的で、ALK陽性肺がんでの選択肢をさらに拡げることになるだろう。


