CTC検査でHR陽性乳がんの再発を予測する:E5103試験の二次解析
Association of Circulating Tumor Cells With Late Recurrence of Estrogen Receptor-Positive Breast Cancer: A Secondary Analysis of a Randomized Clinical Trial
背景
ホルモン受容体陽性乳がんの再発の半数以上は、診断後5年以上経過した晩期再発である。Albert Einstein College of MedicineのSparanoらは、HER陰性・リンパ節転移陽性乳がんでの術後療法としてAC療法・パクリタキセルおよびベバシズマブ/プラセボを投与する、第III相ランダム化試験E5103の事前二次解析を行い、診断から5年後の血中循環腫瘍細胞(CTC)と晩期臨床的再発との関連を評価した。
結論
547名が解析に含まれた。HR陽性患者で、CTC検査が陽性であったのは5.1%、臨床的再発は6.5%であった。追跡1人年あたりの再発率は、CTC陽性群で21.4%、CTC陰性群で2.0%であり、CTC陽性は再発と強く関連した(ハザード比13.1)。再発患者の30.4%は、臨床的再発前にCTC検査で陽性となっていた。HR陰性患者では、CTC陽性は4.1%、再発は0.5%であった。
評価
同試験の主目的であるベバシズマブ上乗せの有効性は示されなかったが(https://doi.org/10.1200/JCO.2018.79.2028)、CTCがHR+患者での晩期再発を予測しうることが示唆された。


