若い女性の乳がんリスクは太っている方が小さい:75万人のデータ解析
Association of Body Mass Index and Age With Subsequent Breast Cancer Risk in Premenopausal Women
背景
閉経後の肥満は乳がんリスクを増加させると考えられているが、小児期や閉経前の肥満はリスクと逆相関することが示唆されている。Premenopausal Breast Cancer Collaborative Groupは、19の前向コホートの閉経前女性758,592名の個人データから、閉経前乳がんとBMIの関連を調査した。
結論
フォローアップ期間中央値9.3年で、13,082件の乳がん発症があった。乳がんリスクはBMIと逆相関し、特に18〜24歳で強く逆相関した(5 kg/m^2あたりのハザード比0.77)。またこの逆相関は過体重でない女性でも見られた。18〜24歳では、BMIが17未満の女性と35以上の女性で4.2倍のリスク差が見られた(ハザード比0.24)。ER陽性・PgR陽性乳がんについて相関は特に強固であり、24歳以上のトリプルネガティブ・HR陰性乳がんでは一貫した関連は見られなかった。
評価
若い女性の肥満は乳がんリスクと関連しないか、むしろ予防的である可能性が示唆されていたが(http://doi.org/10.1002/ijc.31180、http://doi.org/10.1007/s10549-016-3860-6)、この研究でも強い逆相関が示された。閉経前と閉経後では肥満のがんリスクに対する役割が異なる可能性がある。


