オリゴメタがん患者でペムブロリズマブの前にSBRTを行う

Safety and Clinical Activity of Pembrolizumab and Multisite Stereotactic Body Radiotherapy in Patients With Advanced Solid Tumors

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背景

腫瘍量の大きさは免疫療法の有効性を制限する。University of ChicagoのLukeらは、寡数個転移を有する既治療の進行固形がん患者において、体幹部定位放射線治療(SBRT)後にペムブロリズマブ投与を行う第I相試験を実施した(n=79)。

結論

毒性に関する追跡期間は中央値5.5ヶ月で、6名が用量制限毒性を有した。奏効率は9名(13.2%)で、病勢安定は21名であった。生存期間中央値は9.6ヶ月、無増悪生存期間は3.1ヶ月であった。

評価

PD-L1発現による患者選択を行わない試験であったが、その奏効率はPD-L1高発現患者での試験に匹敵した。SBRT併用によるPD-1阻害剤の効果増強は有望なアプローチとみられる。