進行胃がんセカンドラインでのペムブロリズマブ、利益示せず:KEYNOTE-061
Pembrolizumab versus paclitaxel for previously treated, advanced gastric or gastro-oesophageal junction cancer (KEYNOTE-061): a randomised, open-label, controlled, phase 3 trial
背景
ペムブロリズマブはメラノーマ・肺がん・膀胱がんなどで有効性を示し、消化器がんでも検証が進んでいる。日本国立がん研究センター東病院National Cancer Center Hospital EastのShitaraらは、進行胃がん・食道胃接合部がん患者を、ペムブロリズマブまたはパクリタキセルに割り付ける第III相多国籍ランダム化試験KEYNOTE-061を実施した(n=592)。
結論
PD-L1陽性(combined positive score≧1)の患者(n=395)において、全生存期間中央値は、ペムブロリズマブ群9.1ヶ月・パクリタキセル群8.3ヶ月であった(ハザード比0.82)。無増悪生存期間は、それぞれ1.5ヶ月・4.1ヶ月であった(1.27)。グレード3以上の治療関連有害事象は、ペムブロリズマブ群の14%、パクリタキセル群の35%で生じた。
評価
第II相KEYNOTE-059試験では有望結果を示しFDA迅速承認を得ていたが(http://doi.org/10.1001/jamaoncol.2018.0013)、第III相ではパクリタキセルとの差を示せなかった。初回治療としてのペムブロリズマブを評価するKEYNOTE-062試験も進行中である。


