アメリカの若年肺がんのトレンド:アメリカがん協会
Higher Lung Cancer Incidence in Young Women Than Young Men in the United States
背景
アメリカがん協会(American Cancer Society)は、アメリカにおける若年肺がんの罹患率が女性で高いことを報告している。American Cancer SocietyのJemalらは、全国集団ベースで性別・人種/エスニシティ・年齢・出生年・診断年ごとの肺がん罹患率を調査、男女の罹患率比を算出した。
結論
過去20年、30〜54歳まですべての人種/エスニシティを通じて、肺がん罹患率は低下したが、男性の低下はより急速であった。結果として非ヒスパニック白人では、1965年以降に生まれた世代で女性の肺がん罹患率が上回った。多くの人種/エスニシティで男女の罹患率の差は縮まったが、罹患率の逆転が起こったのはヒスパニックのみであった。女性の喫煙率は1965年生まれ以降の世代で上昇したが、男性を上回ることはなかった。
評価
先行報告の通りアメリカにおける若年肺がん罹患率は女性で高く、このトレンドはもっぱら白人・ヒスパニック層でのそれに由来していた。女性の喫煙率は相対的に上昇したが男性を上回ることはなく、このトレンドを部分的にしか説明しないと思われる。