イピリムマブ抵抗性メラノーマでのニボルマブ、OS改善は示されず:CheckMate 037試験
Overall Survival in Patients With Advanced Melanoma Who Received Nivolumab Versus Investigator’s Choice Chemotherapy in CheckMate 037: A Randomized, Controlled, Open-Label Phase III Trial
背景
CheckMate 037試験は、イピリムマブ治療後に病勢進行をみた進行悪性黒色腫患者(n=405)を対象に、ニボルマブと主治医選択化学療法(2:1)を比較する非盲検第III相ランダム化比較試験であり、さきにニボルマブ群での高い客観的奏効率を報告している。イギリスRoyal Marsden NHS Foundation TrustのLarkinらは、全生存期間エンドポイントについて報告した。
結論
ニボルマブ群の99%、化学療法群の77%が治療を受けた。ニボルマブ群の11%と化学療法群の41%がランダム化後に抗PD-1薬を受けた。全生存期間中央値は、ニボルマブ群16ヶ月・化学療法群14ヶ月と有意差はなく(ハザード比0.95)、無増悪生存期間についても同様であった(3.1ヶ月 vs. 3.7ヶ月、ハザード比1.0)。全奏効率(27% vs. 10%)と奏功期間(32ヶ月 vs. 13ヶ月)はニボルマブ群で優れた。
評価
ニボルマブ群で高い奏効率を示したものの(https://doi.org/10.1016/S1470-2045(15)70076-8)、OSの延長は示せなかった。著者らは、ニボルマブ群でみられたベースライン時の予後不良因子(脳転移の多さなど)や化学療法群のドロップアウト・クロスオーバー率などに説明を求めている。


