進行甲状腺未分化がんでもBRAF・MEK同時阻害が有望
Dabrafenib and Trametinib Treatment in Patients With Locally Advanced or Metastatic BRAF V600-Mutant Anaplastic Thyroid Cancer
背景
BRAF阻害剤ダブラフェニブとMEK阻害剤トラメチニブの併用は、BRAF V600変異メラノーマで高い効果を実証し、他の癌腫でも検証が進んでいる。University of Texas MD Anderson Cancer CenterのSubbiahらは、BRAF V600E変異を有する希少がん患者にダブラフェニブとトラメチニブを投与した第II相試験において、局所進行・有転移甲状腺未分化がん患者での有効性と安全性を評価した(n=16)。
結論
全ての患者は放射線・手術療法を受けており、6名は全身療法歴を有した。全奏効率は11名(69%)で、7名では奏効が持続していた。12ヶ月奏効持続率は90%、無増悪生存率・全生存率は79%・80%と推定された。新たな安全性シグナルは検出されなかった。
評価
メラノーマ・肺がんに続き、甲状腺未分化がんでも高い奏効率と持続的な奏効が期待できることを明らかにした。稀ながら有効な治療法に乏しいこの疾患の治療に大きな前進をもたらしうる有望結果である。


