便潜血検査よりも高精度のタンパク質バイオマーカー
Novel Stool-Based Protein Biomarkers for Improved Colorectal Cancer Screening: A Case-Control Study
背景
免疫化学的便潜血検査(FIT)は大腸がん検診検査として広く採用されているが、その感度は十分ではない。オランダNetherlands Cancer InstituteのBoschらは、大腸内視鏡紹介者から収集した便サンプルでの症例対照研究から、FITでのヘモグロビンを超えるタンパク質バイオマーカーを探索した。
結論
834種のヒトタンパク質が同定され、29種はCRC患者で有意に増加していた。このうち4種のタンパク質の組み合わせは、大腸がん・進行腺腫に対する感度が各80%・45%、特異度は95%と、ヘモグロビン単独を上回った。また、これらのタンパク質はFIT検診で用いられる少量のサンプルでも測定・弁別可能であった。
評価
便DNA検査とヘモグロビンを組み合わせて精度を改善する方法(http://doi.org/10.1056/NEJMoa1311194)が提案されているが、費用の問題がある。より安価なタンパク質ベースの検査が便潜血検査を補完・代替する可能性を初めて示した。


