Framingham研究が示す、「心肺フィットネスには歩行より高強度運動」
Physical activity and fitness in the community: the Framingham Heart Study
背景
身体活動(PA)の心肺機能有益性は周知だが、心肺フィットネスを向上するPAのタイプや必要時間に関してのデータは少ない。Boston UniversityのNayorらは、Framingham Heart Study登録者2,070名を対象として、この問題を検討するコホート研究を行った。最大負荷心肺運動負荷試験(Cardiopulmonary exercise test:CPET)と同時に活動量計を用いて1週間の身体活動量(SED・歩数/日・MVPA)を測定し、さらに7〜8年後同様の試験・測定を行い、習慣的PAの種類とCPET評価による心肺機能の関連を評価した。
結論
参加者のベースライン活動レベル・年齢・性別・体型・心血管疾患リスクと独立して、1日歩数・MVPAの増加・SED低下は心肺運動負荷試験のウォームアップから中等負荷時、また最大レベル時、回復時のVO2の増加と関連した。さらに、1日につき17分のMVPA増加、4,312歩数の増加、SEDの249分の低下は、5%の最大VO2増加と関連した。また、平均以上の歩数やMVPAを行った参加者は、SEDに時間に関わらず、平均以上の最大VO2を有した。
評価
多大な関心のもたれている主題に関する、FHSベースの最大規模の詳細研究である。著者らは、歩行より高強度の運動の方がよい、という結果で驚いた、としている。


