断続的断食法5:2ダイエットは簡易化できる
A randomised controlled trial of the 5:2 diet

カテゴリー
生活習慣病
ジャーナル名
PLOS ONE
年月
November 2021
16
開始ページ
e0258853

背景

断続的断食法5:2ダイエットは、人気は高いが煩雑さがある。英国Queen Mary University of LondonのSmithらは、肥満成人300名を、5:2ダイエットのアドバイス1回(5:2SH)、GPによる標準的なアドバイス(SBA)、5:2SHと週1回のグループサポートセッション(5:2G)の3群に割り付けるRCTを行った(1年間フォローアップ)。一次アウトカムは減量である。

結論

5:2SH群の遵守率は6週間で74%、6ヵ月で31%、1年で22%であった。5:2SH群の18%とSBA群の15%が1年で≧5%減量し、有意差はなかった。 5:2SH・SBA法への評価はともに肯定的だったが、5:2SH法の評価が大幅に高かった。5:2SH法はSBA法と比較して、脂肪・食物繊維摂取量および身体活動に悪影響はなかった。

評価

5:2ダイエットは簡易化できる、という結論である。ただし、効果はモデストなもので、著者らは絶食時の許容カロリーを更に下げることを示唆している。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)

Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)