肥満外科手術はNASHの悪性アウトカムリスクを大幅低減する

Association of Bariatric Surgery With Major Adverse Liver and Cardiovascular Outcomes in Patients With Biopsy-Proven Nonalcoholic Steatohepatitis

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背景

非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）を併発している肥満患者への肥満外科手術の効果は。Cleveland ClinicのNissenら（SPLENDOR）は、生検診断された非肝硬変NASH併発肥満患者1,158名（肥満外科手術群 n=650 /コントロール群 n=508）を対象とする長期フォローアップを行った。肥満外科手術はルーワイ胃バイパス術・スリーブ状胃切除術、主要アウトカム・指標は重大有害肝イベント・重大有害心血管イベント（MACE）である。

結論

肥満外科手術は有意に重大有害肝臓アウトカム（HR: 0.12）・MACE（HR 0.30）リスクを低減した。

評価

肥満外科のMACEリスク低減効果には先行大規模研究があるが（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31475297/）、NASHに関しては後向解析ではあるが、最初の大規模結果である。