米20歳以下のT2D有病率はこの20年で倍増
Trends in Prevalence of Type 1 and Type 2 Diabetes in Children and Adolescents in the US, 2001-2017
背景
アメリカ成人で糖尿病(T1D・T2D)有病率が上がってきてるが、小児・若者では。NIHのLawrenceらは 2001・2009・2017年の米国6コホート(4地域・1健康保険・インディアン居留地)データに基づきに、20歳以下のT1D・T2D診断(有病)率と人口統計要因を検討する多施設横断観察研究を行った。
結論
19歳以下のT1D有病率は、2001年の1.48/1000人から2009年の1.93/1000人、2017年の2.15/1000人に増加し(相対増 45.1%)、非ヒスパニック白人・非ヒスパニック黒人で絶対増が多かった。10〜19歳のT2D有病率は、2001年0.34/1000人から2009年の0.46/1000人、2017年の0.67/1000人に増加し(相対増95.3%)、非ヒスパニック黒人・ヒスパニック の絶対増が多かった。
評価
成人の最新報告(https://doi.org/10.1001/jama.2021.9883)に続き、特に未成人でのT2Dの激増を報告した。世界のDM有病率は少なくとも2145年まで増加し続けるとの予測がある(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29496507/)。