CGMの適応範囲は「基礎インスリンのみ」のT2D患者まで広がる：MOBILE試験

Effect of Continuous Glucose Monitoring on Glycemic Control in Patients With Type 2 Diabetes Treated With Basal Insulin

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背景

持続血糖モニタリング（CGM）の有用性が認知されてきているが、基礎インスリン治療（basal insulin）のみで食事前インスリン（prandial insulin）注射を行っていない2型糖尿病（T2D）患者の血糖コントロールでの有用性は。Jaeb Center for Health Research Foundation, IncのBeckら（MOBILE）は、プライマリケア管理中の同患者175名を対象としてこれを検証するRCTを行った（対照:現行標準血糖測定法）。主要アウトカムは8ヵ月でのHbA1c値である。

結論

CGMの主要アウトカム効果を認めた（調整差?0.4%）。CGM群はターゲットレンジ内時間・高血糖時間・平均血糖値でも対照群に優った。

評価

JAMAは、5,673名のT1D患者、36,080名のT2D患者を対象としたリアルワールド調査での類似結果を併載している（https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2780594）。そちらはKaiser Permanenteによるもので、CGMはヘルス産業全体がバックアップする手法として定着する可能性がある。