T2D患者の死亡リスクを予測する肥満指標はASBI

A comparison of obesity indices in relation to mortality in type 2 diabetes: the Fremantle Diabetes Study

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背景

2型糖尿病（T2D）患者の死亡リスクと関連の強い肥満指標は。オーストラリアFremantle HospitalのBruceらは、Fremantle Diabetes Study参加者1,282名の20年におよぶ前向研究データを解析した。

結論

諸因子調整後、全原因死亡リスクとの関連はASBIが男女とも高く（p<0.001）、WHRは女性でのみ高く（p=0.033）、BMIは女性でのみ低かった（p<0.001）。肥満のパラドックスはどの指標を用いても認められなかった。T2D患者の死亡リスクに予測における中心性肥満指標は、ウエスト径・BMI・WHRよりASBIがよい。

評価

日本から、特にCKD男性患者ではABSIが死亡リスクときれいに相関する、という報告がある（https://journals.plos.org/plosone/article）。追試・確認されるべき関連である。