GDMへのインスリン治療の児への効果を実験検証
Insulin Therapy for Gestational Diabetes Mellitus Does Not Fully Protect Offspring From Diet-Induced Metabolic Disorders
背景
妊娠糖尿病(GDM)女性へのインスリン治療は生児の代謝的健康性を帰結するか。中国Zhejiang UniversityのZhuらは、妊娠後期糖尿病モデルマウスでこの問題を検討した。
結論
母体GDMのインスリン治療は、通常固形飼料を与えられた仔を耐糖能異常および肥満から保護した。しかし、この治療は、高脂肪食を与えられた仔(特に雄)を保護することはできなかった。雄仔の膵島のゲノムワイドDNAメチル化プロファイリングにより、インスリン分泌を調整するAbcc8・Cav1.2・Cav2.3(KATP/Ca2+チャネルをエンコード)等遺伝子に高度メチル化領域を特定し、それらは遺伝子発現の低減およびインスリン分泌障害と関連していた。
評価
この問題に関する初めてのマウスモデル実験である。母体GDMの仔への悪影響は食餌内容に依存してインスリン治療で緩和できることを示しただけでなく、雄仔の高脂肪食非耐性とそのエピジェネティックな基盤を示唆した。重要な仮説生成的研究である。


