Semaglutideは、SGLT2阻害薬との併用でも効果をSUSTAIN
Semaglutide once weekly as add-on to SGLT-2 inhibitor therapy in type 2 diabetes (SUSTAIN 9): a randomised, placebo-controlled trial
背景
Semaglutideは週一回皮下投与のGLP1受容体作動薬である。カナダMount Sinai HospitalのZinmanら(SUSTAIN 9)は、コントロール不良2型糖尿病患者302名を対象として、同薬のSGLT2阻害薬への併用の安全性・有効性を検証する第III相試験を行った(対照:placebo)。一次アウトカムは、30週時点におけるベースラインからのHbA1cの変化である。
結論
Semaglutide追加の一次アウトカム効果を認めた(HbA1c −1.42%)。体重も劇的に減少した(−3.81kg)。 一般有害事象頻度に差はなかったが、16名が有害事象で治療を中止し、その13名が介入群であった。死亡例はなかった。
評価
SUSTAINはシリーズ化されているものでも10に上るが、これが最新発表である(https://diabetes.medicinematters.com/semaglutide/type-2-diabetes/a-quick-guide-to-the-sustain-trials/12206922)。SUSTAIN-10ではliraglutideとの直接対決が行われる、という。