小児肥満の気管支喘息リスクを確認
Being Overweight or Obese and the Development of Asthma
背景
成人肥満と気管支喘息との関連はほぼ確実とみなされている。Nemours Children's HospitalのLangらは、The PEDSnet clinical data research networkデータに基づき、小児においてこの関連を検討するコホート研究を行った(n=507,496)。診断はスパイロメトリーによった。
結論
気管支喘息の調整相対リスク(RR)は、過体重児1.17、肥満児1.26であった。気管支喘息新規発症小児の23〜27%が肥満児であった。
評価
この関連は小児でもメタ解析で相当確実なものとされており(メタhttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23941287)、問題の焦点は因果機構や肥満治療で小児喘息を軽快できるか、という問題に移っている。


