妊娠糖尿病の母児への長期影響:HAPO大規模長期研究
Association of Gestational Diabetes With Maternal Disorders of Glucose Metabolism and Childhood Adiposity
背景
診断基準の変更により妊娠糖尿病(GD)診断が増えており、母児への長期影響の新調査が必要となっている。Northwestern UniversityのLoweら(HAPO)は、4,697名の母と4,832名の児の中央値11.4年間の長期追跡結果を発表している。一次アウトカムは、母体の糖代謝障害、児の体重過多/肥満である。
結論
母体GDの母の一次アウトカムリスクが示された(OR:3.44)。母体GDの児の一次アウトカムリスクも示唆されたが、母体のBMI調整後にはリスク差は統計的に有意でなかった。
評価
多大な困難を伴うこの種の調査の中で、最大規模調査で一定の信頼度結果を出した。母体GDの児への悪影響を示した研究も多い中で、その関連には一定の留保をつけた。ただし、著者らは、児への影響は憂慮されるとしている。


