PUREに示す、「乳製品は命を延ばす」
Association of dairy intake with cardiovascular disease and mortality in 21 countries from five continents (PURE): a prospective cohort study
背景
全脂(whole-fat)乳製品を非推奨とする食事ガイドラインが多いが、そのエビデンスは強固でない。カナダMcMaster UniversityのDehghanら(PURE)は、21ヶ国の35〜70歳の136,384名に対する質問票調査により、この問題を検討した。一次アウトカムは、死亡・心血管疾患である。
結論
酪乳製品消費の一次アウトカム効果を認めた。ハザード比は全アウトカム0.84、全死亡0.83、心血管因死亡0.77であり、心筋梗塞に有意差はなかった。牛乳・ヨーグルトが有効である一方、チーズ・バターは有意差をもたらさなかった。
評価
高信頼度結果を出している中・低所得国まで含めたグローバルな調査により、whole-fat乳製品忌避という最近の流れを逆転させうる結果を示した。著者らは現在乳製品消費が少ない中低所得国で延命効果が強いとし、スウェーデンのような高消費国で現在より消費を増やすことは推奨していない。調査は長期継続される模様であり、ガイドラインを主導する可能性もある。


