T2D患者への集中多因子介入の長期的心血管有益性を示す
Reduced risk of heart failure with intensified multifactorial intervention in individuals with type 2 diabetes and microalbuminuria: 21 years of follow-up in the randomised Steno-2 study
背景
Steno-2は、2型糖尿病(T2D)患者への集中的多因子介入(IMFI)の有益性を示す高インパクトな臨床試験であった。 デンマークUniversity of CopenhagenのPedersenらは、同試験結果のpost hoc解析により、IMFIの心不全入院に与える影響を評価した。微量アルブミン尿症を呈するT2D患者160名が7〜8年間のRCT後にすべてIMFIに移行し、13〜4年間フォローされた。
結論
心不全入院に対するIMFIの有効性を確認した(HR:0.30)。死亡リスクも低下した(HR:0.51)。
評価
関連薬を総動員する手法の古典的試験だったが(https://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa0706245)、長期追跡で顕著な心血管有益性を示した。