エンパグリフロジンの心血管有益効果に男女差はない
Empagliflozin in women with type 2 diabetes and cardiovascular disease - an analysis of EMPA-REG OUTCOME(R)
背景
EMPA-REG OUTCOMEは、SGLT-2阻害薬エンパグリフロジンの心血管効果を示した。同試験のJohansenら(Boehringer Ingelheim)は、同薬の効果の男女差を比較した二次解析結果を報告している。
結論
同薬使用による心血管原因死・心不全入院・神経障害の発症/増悪に関し、男女差を認めなかった。エンパグリフロジンは、特に女性で性器感染症と関連した(女性:2.5% vs 10.0%、男性:1.5% vs 2.6%)。
評価
T2Dの心血管インパクトは女性の方が強い、と言われているために特になされた二次解析だったが、エンパグリフロジン有益効果に男女差はないという結論になった。


