肥満はLADAの発症リスク
Overweight, obesity and the risk of LADA: results from a Swedish case -- control study and the Norwegian HUNT Study

カテゴリー
生活習慣病
ジャーナル名
Diabetologia
年月
June 2018
61
開始ページ
1333

背景

過体重・肥満は2型糖尿病(T2D)の主要リスク因子であるが、自己免疫型糖尿病とも関連することが示唆されている。スウェーデンKarolinska InstitutetのHjortらは、ノルウェーHUNT研究(1984〜2008年)の前向データ(LADA:n=147、追跡1,012,957人年)およびスウェーデンの症例対照研究データ(LADA:n=425、T2D:n=1,420、コントロール:n=1,704)に基づき、過体重・肥満と成人潜在性自己免疫型糖尿病(LADA)の関連を検討した。

結論

スウェーデンのデータでは、肥満はT2Dリスクには及ばないもののLADAリスク増加とも関連しており(OR:2.93)、この関連は、低GAD抗体のLADAでより強かったが(OR:4.25)、高GADAのLADAでも認められた(OR:2.14)。スウェーデンのデータでは、肥満LADA患者ではGADA値が低く、β細胞機能が良く、低リスクHLA遺伝子型を有する傾向があった。過体重とDM家族歴(FHD)の組み合わせがLADA・T2DのORを増し(各4.57・4.51)、HUNT前向データはそれらの間のより強い関連を示した(LADAのHR: [肥満] 6.07、[過体重・FHD] 7.45)。

評価

古典的成人期発症T1DとLADAは、慢性低強度炎症プロファイルで区別できる、という報告があり(http://care.diabetesjournals.org/content/41/4/862)、過体重・肥満とLADAの関連を支持している。肥満患者の減量はT2DだけでなくLADAリスクも低減できる可能性がある。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)

Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)