高線維食による腸内フローラ改善でT2Dが軽減する
Gut bacteria selectively promoted by dietary fibers alleviate type 2 diabetes
背景
腸内細菌叢は炭水化物発酵により短鎖脂肪酸(SCFA)を産生してヒトに利益をもたらす。Rutgers UniversityのZhaoらは、T2D患者に対する高線維食(全粒・食物繊維・プレバイオティクス・伝統的漢方食品)の効果を検証するRCTを行った(n=43、対照:患者教育および食事療法の推奨)。両群で血糖管理の補助としてアカルボースを使用した。一次アウトカムはHbA1cである。
結論
高線維食のHbA1c改善効果を確認した。これは一部GLP-1の産生増によるもので、インドール・硫化水素産生減が伴っていた。SCFA産生141株中、高線維食で促進されたのは15株だけであった。
評価
Scienceが珍しく掲載した臨床試験論文であり、この分野の注目度を示している。長く示唆されている効果だが、次世代シーケンシングにより効果株を絞り込んだことを評価したものとみられる。 未だ規模は小さく、パイロット研究と見なされる。


